鰹節

それはしないほうがいいのですが…。
/メルヴィルバートルビー」より

沢村貞子さんの「私の台所」を古本屋で50円で買った。もうけた。感じです。装丁は、本体のほうが素敵。
本に仕舞い込まれた、しおりひも(スピン)は、つやつやした青で本からひょろっとはみ出た部分は、使い古された掃除用具箱みたいな色で。中の青だけ、ひたすら時間が止まって、一人でときめいている。本の内容と同じく。
この本には、暮しが詰まっている。最近思うのは、暮しとか、生活とかいうのは、それを求めている人のためにしかない。ということ。生きてさえいればいいみたいな、好きなことで時間が埋まっていればいい、という人にはたぶん開かれている必要がないのだろうなと思う。別に、それが人間的に問題であることもまったくない。暮し、とか生活、とか言うのは、自分を律するためにあるようでもあるから。
僕は、少しこういう部分をちゃんとしてみるべきと自分で思ったので、実行中です。暮し。自らの生活が粗雑になっていることを隠そうと思うと、濃い味になるなあと思う。

無印良品が好きな人って、好きです。無印erである人は、苦手ですが、なんか、無印好きな人って好感持てます。きっと無印だけを買っているわけではなく、マツキヨでも、Diorでも、ZUCCAでも買い物するだろうなって思うし、もしかしたらほぼ日が好きかも。と思うから。森茉莉読みそうとか。
仲良くなれそう、と思う。

黒磯駅から、歩いてすぐのレンタカー屋さんの向かいにある素敵ないえ?工房?を発見したままだったなーと思って、arneを読んでいたら、吉田昌太郎さんのタミゼの新しいお店tamiser kuroisoだったことが判明。しかもようやくオープンしたそう。とりあえず、tamiserに行くべき、私。

Bon IverのBlindsidedが素敵でした。