眇々

土曜日
朝からイタリア語。月の名前を覚える。英語にいろいろ似ているので楽。

午後は竹橋へ東京国立近代美術館。沖縄プリズム。
比嘉康雄さんの写真、照屋勇賢さんのインスタレーションが特に記憶に残った。見終わってどっと疲れた。
何故か悲しい気持ちが身体の奥のほうにじわじわ広がった。沖縄という島が歴史的な抱えてきたアイデンティティーの危うさ。沖縄の目映さがチクチク刺さる。
土地に特化した展示はその土地でしか見えないものや感じられないものを色濃く残していて興味深い。

皇居の周りは週末ランナーがたっくさん走っていた。
竹橋でうまい麦とろを食べた。おかわりまでしちゃいました。
恋バナを聞く。なんか楽しそう。…恋…。して…ない。
よしもとばななの『彼女について』を薦めてくれ、ハーブティを頂いた。

谷中に移動し、インドから帰ってきた地元トモと会う。ひたすら谷中を歩きながら積もる話をしまくっていたら上野に着いた。SCAI THE BATHHOUSEで展示を見る。表参道のgyreでも展示しているアーティスト(ダレン・アーモンド )
日本海に面する様々な岬や海岸、森をゆわりとした霧や影で満たしている写真作品。色もぼやけて、褪せている。気持ちが静か〜になり地に足がつくような作品だった。
インドの話がスゴすぎた!
彼女はバックパッカーでほとんど日本にいない。今年はアメリカでネイティブアメリカンとサンフランシスコから1日30km歩くをThe Longest Walk に参加していたらしく半年間歩いていた。砂漠を歩き水が近くなると空気の中に水を感じることができるらしく、その喜びはスゴく感動的だったとか。
ネイティブアメリカンアメリカに土地を奪われ、定住をよぎなくされ食料は粗悪なジャンクフードを配給されドラッグとアルコール依存でほとんどの人が廃人寸前に追いやられている現実があるらしく、僕らが知ってるネイティブアメリカンの印象とは大きく異なっている。

アメリカってやっぱりカオス。アメリカでは発芽したばかりのフレッシュなものばかりを食べるローフードが流行っているらしく。日本、ビーガンの次はローフードでは?と。
カオス繋がりで彼女は次に三度目のインドへ。ヨーガの修行へでて、瞑想してたらしい。なんて奴だ。インドの人々の生活は常に信仰とともにあり、信仰を大切にしている。毎日日々の平穏を祈っているのだ。お清めのとき、僧侶は『平和を祈れ』と言うそうだ。自分の身が浄められるために平和を祈っているってスゴくでかい話だけどなんだか、それもいいなぁと思った。スピリチュアルってきっとそういうことなんだろう。 谷中ボッサで茶をしばいて、上野公園の枯葉を踏んで歩いた。夕暮れを踏んだ。

Wに行き着き、インディーズバンドのライブを見た。sajjanuというバンドがスゴすぎてニヤニヤしていた。フレーズがほとんどない。あっても小さいフラグメントが一瞬現れ、すぐまた違うフレーズが次から次に移動しながら有機的にハードコアパンクに移り、エモっぽくなったり、人力エレクトロになったり。そのスピードとエネルギーが半端なく早く強く、ついていけないけどついていくぞな感じ。iPodの曲をshuffleして刻みまくて人力で繋ぎそれを三人でライブにする感じか?非常に現代。今っぽくて好き。ヒルマノのギタリストがステキすぎだった。好きです。ライブ名が『存在証明』!ストレート!

その後打ち合わせ。フライヤブレスト。出口がさっぱり見つからない。

その後朝までメールのやりとり。
非常にコクのある内容。業界のお金について。製作の友人と。現実は重たくて冷たい。そのハードさは胸焦がす☆ドMじゃん?
布団干したの忘れてて重たくて冷たくなっていた。

ローフード(Raw Food /生の食べ物)は、食材を加熱しないで生で食べるのが特徴の食事療法です。生の食べ物には、酵素が含まれています。この酵素は体の中にもありますが、その量には限りがあり、普通の生活による代謝により減ってしまいます。さらに不規則な生活習慣や、アルコールやカフェイン、砂糖などが含まれるの飲食、ストレスを重ねることにより、加速します。そこで酵素を含む食物を摂取することが大切になるのです。<< from all about